一般社団法人 「実践人の家」
創立の歩み
|
昭和47年11月 |
森信三は長男の急逝(8月)により、深く感ずるところがあり、
尼崎市の西立花町の一隅に、中川勝一氏等のお世話で転居。独居自炊の生活
が始まる。
森信三の手狭な居宅で尼崎グループの道縁の者を中心に「不尽道場」な
るものが自然に出来、読書会などが開かれるようになった。「みそ汁会」
発足。尼崎の若い先生の集まりで、みそ汁に玄米食で夕食を一緒にされた。
「木曜会」が毎月一回開かれる。別名「トロロ会」では同志から送られ
てきた山芋でトロロ汁をつくりふるまわれた。三畳の書斎に十名余が集
まる盛況。その後読書会はほとんど今北綜合センターで開催された。玄
米自然食、挨拶、紙くず拾いにつとめる。
|
昭和48年7月 |
「幻の講話」第一巻配本 |
昭和48年8月 |
六甲山の夏季研修会は一挙に250名に達した。 |
昭和49年5月 |
中川勝一氏を中心にどこか近くに土地を確保して、転居の必要のない
ようにとの計画が持ち上がった。「住まいと講義室」をとの考えから
「ついの栖家」の建議が始まった。 |
昭和49年6月 |
ついに「実践人の家」建設の悲願が「実践人」誌巻頭言に登場。同時に
「実践人の家」建設についての趣意書が発表された。土地は森信三が購入。建設基金について全国の道友にお願いした。 |
昭和49年9月 |
「実践人の家」建設が具体化 折りからの物価暴騰のため、さらに寄金
締切を延長し、二千万円が目標となる。建設委員長足立英二氏。建設
会社の杉田木材且ミ長をはじめ端山護・上村秀男・田原宏一・綱沢昌
永・山崎俊作・寺田一清の各氏が参集協議 着手は11月末、落成は
翌年3月の予定と決定 |
昭和49年10月 |
『日本人と思想』山縣三千雄著で明治・大正・昭和の代表的思想家九
名の中に森信三が取り上げられる。 |
昭和49年12月 |
お地蔵さんと五輪の塔を吹田市佐竹台から移設 |
昭和50年1月 |
建築スタート。12月31日までに浄財は二千万円を突破 |
昭和50年3月 |
16日に祭主上村秀男氏、請負責任者杉田木材叶剴c社長ら参集して地鎮祭 |
昭和50年4月 |
6日に上棟式 |
昭和50年7月 |
6日に竣工式、落成式に200余名参加
「みそ汁会」や「大阪読書会」などが引き続き「実践人の家」で開催
された。 |
昭和51年7月 |
「社団法人」として兵庫県教育委員会より法人認可される。 |
昭和52年3月 |
「幻の講話」全五巻刊行 |
昭和53年8月 |
新教育懇話会での講演 『「全一学」にたどりつくまで』が小冊子に。 |
昭和56年6月 |
第1次脳血栓症で塚口病院に入院、海星女子学院大学を退任。退院後
も「実践人の家」で独居自炊。『続全集』の編集にかかる。 |
昭和57年4月 |
『森信三全集続編』全八巻の刊行発表 昭和57年7月第1回配本 |
昭和58年3月 |
第2次脳血栓症で海星病院に入院、6月より住まいを三男迪彦宅(神
戸市)へ移す。 |
昭和58年6月 |
この頃から各地方の研修会がスタ−トする。埼玉北部地区・浦和地区・
神奈川地区・神戸地区・倉敷地区・宮崎地区など |
昭和59年7月 |
『続全集』全八巻完結 『契縁録』刊行
地方の研修会が東京地区・呉地区・京阪地区・東海地区などと増加 |
昭和59年8月 |
夏期研修大会は『続全集』発刊を記念する大会と位置づける。会場は
三田市関西地区大学セミナーハウス |
昭和61年2月 |
(社)「実践人の家」創立十年。機関誌350号に達す。 |
昭和61年3月 |
『致知』(当時竹井出版社)に森信三の対談記事(2回)が載る。 |
昭和61年7月 |
森信三の「歌碑」実践人の家敷地内に建立 |
昭和62年3月 |
『森信三講演集』2巻刊行。 |
昭和62年5月 |
ビデオ『明日を拓く立腰教育』製作 |
昭和63年6月 |
『現代の覚者たち』竹井出版社から刊行 |
昭和63年7月 |
『不尽先生墨蹟集』刊行 |
平成2年3月 |
『修身教授録』竹井出版社(致知主出版社)より復刊。 |
平成4年4月 |
『余光録』『契縁録』刊行 |
平成4年11月 |
21日森信三ご逝去 |
平成4年11月 |
24日神戸市中央区の東極楽寺にて葬儀 |
平成4年12月 |
半田市の常福院に歌碑建立 |
平成5年1月 |
ビデオ「不尽先生の人と思想〜光は永久に〜」製作 |
平成5年11月 |
21日森信三の墓碑建立の法要が、水堂霊園(常春寺境内)にて営
まれた。
その後「森信三を偲ぶ会」が水堂農業会館にて開催された。
戒名「全一院玄空不尽信士」 |
平成6年6月 |
新美南吉記念館が半田市にオープン、森信三コーナーがつくられる。 |
平成6年10月 |
半田市名誉市民表彰 |
平成7年4月 |
森信三の祖父『端山忠左衛門翁伝記』刊行 |
平成8年2月 |
森信三生誕百年記念出版として『不尽精典』刊行 |
平成10年2月 |
『人生二度なし』致知出版社から復刊 |
平成12年9月 |
『たしなみの道』刊行 『真理は現実のただ中にあり』致知出版社よ
り刊行 |
平成14年11月 |
ホームページ開設
森信三没後十周を偲んで『遇いがたくして遇うを得たり』刊行
神戸大学時代の「森信三講議記録」刊行 |
平成16年8月 |
『新たなる人間の学』刊行 |
平成16年10月 |
素読読本『修身教授録抄』が致知出版社より刊行
人間教育の土台「立腰教育」DVD製作 |
平成17年8月 |
社団法人 実践人の家 創立30周年記念・森信三生誕百十周年
記念大会を尼崎市で開催。『実践人の家創立三十周年記念誌』発行 |
平成18年11月 |
『教育再建の秘訣』−立腰教育の理論と実践−を刊行 |
平成19年11月 |
『森信三墨蹟集』(カレンダー) 発行 |
平成21年12月 |
一般社団法人「実践人の家」として認可される。 |